しかし「1.買主を自分で見つける」のはきわめて難しく、
また買主が知人・縁者であっても、素人同士の不動産取引は
後々のトラブルにつながりがちです。
「2.業者に仲介を依頼する」は、つまり買い手を探してもらうこと。
この場合、買い手がついた段階ではじめて売買開始となりますが、
なかなか買い手が見つからず、長く待たねばならないリスクがあります。
そこで、すぐに現金化したい場合(相続対策、事業資金など)は
「3.業者に直接買取ってもらう」が唯一の方法となりますが、
業者価格はいわば卸値ですから、仲介時よりもかなり安くなり、
相場の7割以下の価格を提示されることが多いようです。
いずれにしても、土地の売却には時間と手間がかかります。
売却を申し込んでから契約が成立するまで、通常ならば3ヵ月。
半年1年と待ったあげく、結局売れなかったというケースも。
突然に相続が発生し、あわてて売却するのでは
一番不利な条件で手放さざるを得ない場合がほとんどです。
土地を有利に売却するには、まず情報を集めておくことが大原則。
●保有土地の査定額と周辺相場を把握しておく
●売却時期と条件を想定しておく
この2つをやっておくだけでも、結果はずいぶん違います。